RPシステムとは、酸素を除去することによって文化財の保存・殺虫・防カビ処理を行う無酸素・低酸素包装システムです。
化学薬品を使わずに、
1）脱塩処理前の金属遺物の劣化防止および長期保存
2）紙・木・竹・皮革等の防カビ・防虫を目的とした長期保存
3）絵画などの殺虫処理
を行うことが出来ます。
包装対象物によって金属系と非金属系の2種類の脱酸素剤があります。
- Aタイプ
- 酸素･水分･腐食性ガスを吸収する金属系遺物の保存剤。
- Kタイプ
- 酸素・腐食性ガスを吸着し水分は吸収しない非金属系遺物の保存剤。（脱酸素殺虫法）
酸素透過量の少ないガスバリア性の高い袋です。
袋内の酸素の有無を色で判断できます。酸素が有る場合はブルーに、酸素がない場合はピンクになります。
袋を密閉する為には、簡易なクリップか熱溶着するシール機が必要です。
AIR-G装置内で空気中から窒素を取り出し、調湿した窒素を発生する装置です。3m3までの史料殺虫処理が出来ます。化学薬品を使わずに燻蒸が出来ます。
＜設計変更考慮中＞
※ RPシステムは、三菱ガス化学株式会社の製品です。RPシステムの取扱について技術的な情報はRPシステムのホームページをご覧下さい。
http://www.mgc.co.jp/seihin/a/rpsystem/(別ウィンドウ)
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